今や定番となった「ノンシリコンシャンプー」。
ドラッグストアでも気軽に手に入れられるようになりましたが、逆に“どれを選んだらいいの？”と迷ってしまう人も多いのでは？
この記事では、そもそもノンシリコンシャンプーが“向いている人と向いていない人”の解説をはじめ、ノンシリコンシャンプーを選ぶときに覚えておきたいポイントをご紹介します。
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ノンシリコンシャンプーが向いている人は？
ノンシリコンシャンプーは、結論から言うと
・髪の毛をふんわり仕上げたい人
・さらさらの髪の毛になりたい人
・地肌ケアに力を入れたい人
に向いています。
「ノンシリコンシャンプー」というと、なんとなく“良いシャンプー”というイメージがありますが、実はシリコン入りだからといって必ずしも“悪いシャンプー”というわけではありません。
「ノンシリコン」と「シリコン入り」ではそれぞれ特徴が異なるため、使う人の髪質や仕上がりの好みによって、上手に選んで使い分けることが大切です。
そもそもシリコンって？
シリコンは、髪の毛の表面をコーティングして、指通りを良くしたり、ダメージから保護してくれる“膜（まく）”のような効果のある成分です。
シリコンを配合したシャンプーやトリートメントは、「つるん」と手ざわりの良い艶のある髪の毛に仕上げてくれるほか、広がる髪を落ち着かせて、しっとりとまとまる髪の毛に仕上げてくれます。
また、シリコンのような効果を他の成分で代用しようとすると、原価が高くなってしまうため、手ごろな値段で使用感の良いシャンプーを求めている人にはおすすめの成分です。
そんな嬉しい効果があるシリコンが、なんとなく悪いイメージになってしまったのは
・シャンプーの使用感が良くなるため、安価なシャンプーに多く使われている
・誤った使い方で頭皮に蓄積すると、毛穴をふさいで髪トラブルの原因になる
という二つの理由が挙げられます。
シリコンは上手く活用すればメリットも多い成分なのですが、名前が「いかにも人工的」であることも相まって、なんとなくネガティブなイメージを持つ人が多いのです。
ノンシリコンシャンプーの特徴
一方の「ノンシリコンシャンプー」は、名前の通り“シリコンを配合せずに作られた”シャンプー。
シリコン入りのシャンプーの「重さが気になる」人や、髪の毛のボリュームが少なく「トップがペタンとしてしまう」人、「しっとり髪よりもサラサラ髪を目指している」人に向いています。
また、シリコンで使用感を“ごまかす”ことができないため、他の成分にもこだわって作られていることが多く、長期的に髪質を改善していきたい人や、頭皮ケアに力を入れたい人にも人気。
それゆえ、シリコン入りのシャンプーに比べると価格が高くなることが多いですが、最近は1,500円前後でも手に入れられるノンシリコンシャンプーが増えてきました。
※ちなみに、ただシリコンを抜いてしまうと、きしみやすく手ざわりの悪いシャンプーになってしまうので、シリコンの代わりとして、「ポリオクタニウム-10」「クオタニウム-33」などの保湿成分が配合されていることが多いです。
ノンシリコンシャンプーの選び方
ドラッグストアに並んでいるだけでも、沢山の種類がある「ノンシリコンシャンプー」。
「どれも良さそうだけど、どうやって選んだらいいかわからない！」
「ノンシリコンシャンプーだったらどれでも一緒？」
という人に向けて、ここからはノンシリコンシャンプーを選ぶときにおすすめの選び方をご紹介します。
洗浄成分で選ぶ
シャンプーの原料の8割～9割は、水と洗浄成分でできています。
そのため、シャンプーを選ぶときには、主成分である“洗浄成分”の特徴を知って選ぶのがおすすめです。
そのシャンプーにどんな洗浄成分が使われているかわからない場合は、ボトルの裏の成分表を見てみましょう。
成分表は、最初は難しく思えますが、基本的に配合量が多い順に表記されているので、1～3番目に書かれている成分が洗浄成分であることがほとんど。まずは前のほうに書かれている成分に注目すればOKです♪
サロンシャンプーもアミノ酸系の洗浄成分が配合されていることが多く、ヘアケアに関心が高い人に人気の成分です。
＜アミノ酸系の代表的な成分名＞
・ココイルグルタミン酸TEA
・ココイルグルタミン酸2Na
・ラウロイルメチルアラニンNa など
＜ベタイン系の代表的な成分名＞
・コカミドプロピルベタイン
・ラウラミドプロピルベタイン など
また、価格が抑えられていることが多く、コスパを求める人にもおすすめです。
＜高級アルコール系の代表的な成分名＞
・ラウリル硫酸Na
・ラウレス硫酸Na
・ラウレス硫酸TEA など
＜石鹸系の代表的な成分名＞
・ラウリン酸カリウム
・ミスチリン酸カリウム など
他の配合成分で選ぶ
ノンシリコンシャンプーは「シリコンが入っていない」というだけなので、他に配合されている成分はそれぞれのメーカーやブランドによって様々です。
気になっているノンシリコンシャンプーが、他にどんな成分を使っているのかに注目しながら選ぶと、より自分の理想に合ったシャンプーに出会うことができます。
保湿成分はスキンケアにも使われるものが多いので、なじみのある成分名が見つかるかもしれません。
＜保湿成分の例＞
・グリセリン
・ヒアルロン酸
・セラミド
・植物由来エキス など
髪のダメージが気になっている人は、以下のような成分が配合されたシャンプーを選んでみて。
＜補修成分の例＞
・加水分解ケラチン
・加水分解シルク
・加水分解コラーゲン
・アミノ酸 など
アウトバストリートメントやオイルでケアするのも良いですが、最近はシャンプーやトリートメントにも髪の毛を熱から守ってくれる成分が含まれていることがあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
＜ヒートプロテクト成分の例＞
・メドウフォーム-δ-ラクトン
・γ-ドコサラクトン など
また、シャンプーは毎日使うものなので、自分が気に入った香りから選ぶのもおすすめ。
最終的には香りは実際に香りをかいでみないとなんとも言えませんが、甘い香りが好きな人はフローラル系を、大人っぽい香りが好きな人はムスクや天然アロマ系の香りが人気です。
トリートメントはノンシリコン？
実は「ノンシリコンシャンプー」と言われている製品の中には、大きくわけて
・シャンプーもトリートメント（コンディショナー）もノンシリコン
・シャンプーはノンシリコンでトリートメント（コンディショナー）はシリコン入り
という2つのパターンがあります。
これも、どちらがより優れているというよりは、髪の毛の特徴や仕上がりの好みによって選ぶのが良いでしょう。
シリコンは髪の毛の手触りを良くしたり、髪の毛を保護したりする役割があるので、頭皮に直接塗布することが少ないトリートメントには配合している、というメーカーさんも多いです。
トリートメント後もさらさらの仕上がりが欲しい人は、トリートメントもノンシリコンのものを。
シャンプーはさっぱりで、トリートメントはしっとりさせたい人は、シリコン入りのトリートメントのものを選ぶのがおすすめです。
【2023年最新版】市販のノンシリコンシャンプーおすすめ15選
MICHILUNO（ミチルノ）
日本女性の髪のために開発された、“傷ませない”サロン系ノンシリコンシャンプー
MICHILUNO（ミチルノ）PRO VII 潤いシャンプー・トリートメント ¥8,800
| 主な洗浄成分 | ベタイン系 |
|---|---|
| シャンプー | ノンシリコン |
| トリートメント | ノンシリコン |
| 香り | 天然ブルガリアンローズ |
日本女性に多い「太い」「硬い」「ごわつく」などの髪悩みの原因となるダメージに着目したサロン系ノンシリコンシャンプー。
トリートメントまでオールノンシリコンで、軽やかで素直な髪の毛に導いてくれます。
地肌環境から改善したい人、柔らかい髪の毛に憧れている人におすすめのシャンプーです。
YOLU（ヨル）
2022年大ヒット。「寝ている間のヘアケア」に着目した新発想ノンシリコンシャンプー
YOLU（ヨル）シャンプー・トリートメント ¥3,080
Dear Beaute（ディアボーテ）
ドラッグストアでも買えるのが嬉しい、ロングセラーのノンシリコンシャンプー
Dear Beaute（ディアボーテ）ヒマワリ オイルイン シャンプー・コンディショナー（リッチ&リペア） ¥1,980
haru（ハル）
リンス不要で時短にも。ママ世代に人気のノンシリコンシャンプー
haru（ハル）kurokami スカルプ ¥3,960
&honey（アンドハニー）
「はちみつ美容」で人気。ボトルも可愛いノンシリコンシャンプー
&honey（アンドハニー）ディープモイストシャンプー・ヘアトリートメント ¥3,080
THERATIS（セラティス）
美容師さんも絶賛。サロン級の配合成分が嬉しいノンシリコンシャンプー
THERATIS（セラティス）ナイトリペア シャンプー・トリートメント ¥3,080
MOGANS（モーガンズ）
ボトルリニューアルでお洒落度UP。さらさら仕上げのノンシリコンシャンプー
MOGANS（モーガンズ）白樹 シャンプー・コンディショナー ¥6,435
いち髪（いちかみ）
「和草プレミアムエキス」でダメージケア。高コスパが嬉しいノンシリコンシャンプー
いち髪（いちかみ）なめらかスムースケア シャンプー・コンディショナー ¥1,540
Amino mason（アミノメイソン）
ホイップのような泡で優しく洗う、しっとり系ノンシリコンシャンプー
Amino mason（アミノメイソン）モイスト シャンプー・トリートメント ¥3,080
カウブランド（かうぶらんど）
子どもと一緒に使いやすい、弱酸性のノンシリコンシャンプー
カウブランド（かうぶらんど）無添加シャンプー・トリートメント さらさら ¥1,870
cocone（ココネ）
髪のダメージが気になる人へ。ヘアパックのようなノンシリコンシャンプー
cocone（ココネ）クレイクリームシャンプー ¥3,960
DROAS（ドロアス）
泥のチカラで毛穴汚れを落とすノンシリコンシャンプー
DROAS（ドロアス）シルキーシャンプー・トリートメント ¥1,980
MINON（ミノン）
かゆみ・フケトラブルにも。薬用ノンシリコンシャンプー
MINON（ミノン）薬用ヘアシャンプー・コンディショナー ¥4,290
ALLNA ORGANIC（オルナオーガニック）
楽天市場1位受賞。7種のオーガニック認証成分配合のノンシリコンシャンプー
ALLNA ORGANIC（オルナオーガニック）スムースシャンプー・トリートメント ¥3,870
&GINO（アンドジーノ）
男性のノンシリコンケアに。イキイキとした髪の毛を育てるスカルプシャンプー
&GINO（アンドジーノ）プレミアムブラックシャンプー ¥5,280
ノンシリコンシャンプーの見分け方
市販のノンシリコンシャンプーの中には、パッケージに「ノンシリコン」とわかりやすく書かれているものもあれば、特に表記がない場合もあります。
表記がない場合にそのシャンプーが「ノンシリコン」なのか「シリコン入り」なのかを見分けるには、ボトルの後ろに記載されている成分表を確認してみましょう。
ちなみに“シリコン”は、合成高分子加増物の総称なので、成分表に記載されている成分は以下のような名前です。
シャンプーに使われることが多いシリコンの名前
・ジメチコン
・アモジメチコン
・ジメチコノール
・アミノプロピルジメチコン
・シクロメチコン
・シクロペンタシロキサン
・ジメチコンコポリオール
・ポリシリコーン13
・PEG-10ジメチコン
赤字：特に代表的なもの
数が多すぎて覚えるのは大変ですが、「～メチコン」「シロキ」などの名前が入っているものは“シリコン”だと覚えておけばだいたい大丈夫です。
ノンシリコンシャンプーでふんわりサラサラ髪を目指そう
ここまで、ノンシリコンシャンプーの選び方と、おすすめのノンシリコンシャンプーについて紹介してきました。
気になるシャンプーは、見つかりましたか？
ノンシリコンシャンプーは、さらさら髪を目指している人や、髪のトップにボリュームが欲しい人におすすめ。
この記事を通じて、ノンシリコンシャンプーへの理解が深まり、より自分に合ったシャンプー選びのお手伝いができれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
