「肌のターンオーバーという言葉をよく見かけるけど、意味がいまいち分からない・・・」
「ターンオーバーを整えるためにはどうしたらいいの・・・」
「最近肌トラブルがよく起こる・・・」
そんな方のために、この記事では「ターンオーバー」の仕組みから、整えるケア方法までを分かりやすく解説していきます。
実は、シミやくすみ・ハリの低下・毛穴の目立ちなどの肌トラブルは、「ターンオーバー」の乱れが原因となっている可能性が大きいんです!
「ターンオーバー」について理解を深めて、こうした肌トラブルの原因を知り、より美しい肌を手にいれていきましょう!
この記事を書いているのは・・・
コスメコンシェルジュの青木です。
「ターンオーバー」の仕組みやケアの方法を分かりやすくまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
- 某化粧品メーカー勤務・Sさん
-
化粧品業界に入って37年のスキンケアのプロ。
大手メーカーで石鹸製造に携わったのち、企画~開発~製造まで手掛ける化粧品OEMの世界に入り30年以上。
これまでに数多くのスキンケア・コスメ商品の開発に関わる。
化粧品の成分分析に詳しく、日頃から近所のドラッグストアで化粧品の成分表を見るのが趣味。
「ターンオーバー」の仕組み
まずは、ターンオーバーの仕組みから学んでいきましょう。
「ターンオーバー」とは、肌が生まれ変わる一定のサイクルのこと。
このターンオーバーが遅れたり、速まったりすると、シミやくすみ・吹き出物といった様々な肌トラブルにつながってしまいます。
肌(皮膚)は、表面から順に①表皮(ひょうひ)②真皮(しんぴ)③皮下組織の3つに分かれており、ターンオーバーとはこのうちの①表皮で起こる肌の生まれ変わりのことをいいます。具体的には下記のような《生成》→《成長》→《排出》の工程に分かれています!
-
表皮の一番奥にある基底層で新しい細胞が《生成》
-
細胞が肌の表面へ押し上げられて《成長》
-
細胞が肌の一番外側で垢となって《排出》
また、この肌の《生成》から《排出》までの周期は年齢によっても変わってきます。
個人差はありますが、20代は28日、30代は35日、40代は42日、50代は49日が生まれ変わる周期と言われ、年齢を重ねるごとにターンオーバーのスピードは落ちていきます。
ターンオーバーのスピードが落ちることは、垢や老廃物が表皮に溜まってしまっているサイン。結果としてキメの粗さや小じわが目立ったり、なんとなく肌がくすんで見えたりしてしまいます。
そのため、ターンオーバーのサイクルをしっかりと整えるケアが必要になってくるのです。
ターンオーバーが正常な肌は、肌荒れやくすみといった肌トラブルが起きにくい健やかな肌です。この先は、ターンオーバーの原因や正常化させるケアの方法などを紹介していきます!
「ターンオーバー」が乱れる2つの原因
実は「ターンオーバー」は、年齢以外にも様々な原因で乱れてしまいます。乱れる原因は大きく2つに分けられるので、それぞれ紹介していきますね!
原因1.生活習慣からくる体の「内」の乱れ
原因のひとつとして考えられるのが、生活習慣などの乱れです。肌の生まれ変わりは体の内側から起こるため、こうした体の「内」の乱れは肌の調子に現れてしまいます。具体的には、下記のような生活習慣がターンオーバーの乱れを引き起こしていると言われています。
生活習慣からくる原因
・寝不足 ・食生活の乱れ(野菜不足、無理なダイエットなど) ・運動不足 ・喫煙 ・過度のアルコール ・便秘など
ターンオーバーに限らず見直したい生活習慣ばかりですが、これらはターンオーバーの乱れに深く関わってきます。いきなり全て見直すのは難しくても、できるところから始めていけるといいですね!
原因2.乾燥・紫外線からくる体の「外」の刺激
生活習慣の乱れと同じくらい大きな原因となっているのが、乾燥・紫外線などの外的な刺激。
肌が乾燥したり、紫外線を強く受けたりすると、肌を守ろうとしてターンオーバーが早く起こりすぎてしまうという問題が出てきます。
「ターンオーバーは早ければ早い方が、新しい細胞に早く生まれ変わっていいのでは?」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、ターンオーバーが早すぎることは絶対NG!ターンオーバーが早すぎると、形が不揃いで乾燥した、未成熟な細胞ばかりがつくられてしまうんです。
こうした未成熟な細胞ばかりだと、シミや毛穴が目立ちやすく、キメの粗い乾燥した肌になってしまうので、乾燥・紫外線ケアはしっかり行いましょう。
「ターンオーバー」を整える為に今日からできること
ここからは「ターンオーバー」を整えるために、今日からでもできる3つのポイントをご紹介していきます!
ポイント1.生活習慣を見直す
ポイント2.保湿ケアを徹底する
ポイント3.紫外線ケアを取り入れる
ポイント1.生活習慣を見直す
まずは、最近の生活習慣を見直してみましょう。「最近12時過ぎに寝ることが多いな・・・」「コンビニのお弁当ばかり食べているな・・・」など、思い当たることがあるのではないでしょうか。
少しづつでもいいので日々の生活習慣を見直して、肌のターンオーバーを整えていきましょう。
ここでは生活習慣の中でも基本となる、睡眠や食生活と「ターンオーバー」との関わりを紹介します!
「ターンオーバー」は22時~深夜2時がピーク
「ターンオーバー」が最も活発に行われるのは22時~深夜2時と言われています。また、肌のターンオーバーを促す「成長ホルモン」は睡眠中に最も分泌され、特に眠りについてから3時間前後に最も分泌されることが知られています。そのため、夜更かしは避けて、休日などの時間があるときはなるべく早くお肌も休ませてあげられるといいですね♪
ビタミンB群やコラーゲンを摂取
食事は基本3食とり、栄養バランスを考えた食事にするのが理想です。特に、「ターンオーバー」に効果が期待できる成分は次の5つです!
効果 | 代表的な食材 | |
---|---|---|
ビタミン B2 |
細胞の再生や脂肪の代謝を助け、皮脂のバランスを調整。疲労回復にも効果が期待できる。 | 乳製品、卵、レバー、うなぎ、納豆、わかめ、干しシイタケ など |
ビタミン B6 |
ターンオーバーのリズムを整え、皮脂のバランスを調整。ニキビケアにも効果が期待できる。 | 鶏むね肉、赤身魚、バナナ、大豆、サツマイモ、玄米 など |
タンパク質 | コラーゲンの生成を助け、ターンオーバーを補助。 | 肉類、魚介類、卵類、大豆、乳製品 など |
ビタミンC | コラーゲンの生成を助け、ターンオーバーを補助。エイジングケアやシミケアにも効果が期待できる。 | ピーマン、ブロッコリー、苺、レモン果汁、菜の花 など |
コラー ゲン |
コラーゲンの生成を助け、ターンオーバーを補助。特に肌のたるみやシワなどに効果が期待できる。 | 鶏の皮、手羽先、軟骨、うなぎ、スッポン、ゼラチン、ゼリー など |
ただ、食生活をいちから見直すのは、少し難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方には次のようなサプリメントで効率よくビタミンB群などを補給すると良いでしょう!
【Pick UP!】ビタミンB群を高配合!肌荒れやニキビなどにも効果◎
ビタミンB2やビタミンB6などの「ターンオーバー」に効果のあるビタミンB群を5種類配合したサプリメント。ターンオーバーの正常化を促して、肌あれやにきび、口内炎までしっかりとケアしてくれます。1回1錠と飲みやすいのも嬉しいポイント。普段食事になかなか時間を取れない方などはぜひ参考にしてみてくださいね♪
Pick Up! 【chocola チョコラBBプラス】 の良い口コミ
チョコラBBの他の「ターンオーバー」関連アイテムもチェックする>>>
ポイント2.保湿ケアを徹底する
毎日のスキンケアで保湿にこだわることで、ターンオーバーが早まるのを防ぎ、キメの整った肌に近づきます。ここではスキンケアの行う順番に沿って保湿効果を高める方法をご紹介していきますね。
①洗顔・クレンジングはなるべく短く
洗顔・クレンジングは肌への摩擦を減らしつつ、なるべく早く終わらせるようにしましょう。長い時間をかけすぎると、肌への負担が大きくなり乾燥しやすくなってしまうので注意が必要です!
洗顔・クレンジングの目標は1分以内です!あまり時間をかけすぎずに化粧水や乳液など、その後のスキンケアに入るようにしましょうね。
②化粧水は最後のハンドプレスで効果アップ
一般的に化粧水は、手で付けるか、コットンを使うかの2つに分かれます。それぞれメリットがあるので、自分の肌と相談しながら手順をおさえて保湿力をアップさせましょう!
手を使うメリット
・肌の調子を見ながら付けられる
・量を使いすぎない
コットンを使うメリット
・衛生面で安心
・肌への浸透力が高い
・手を使って化粧水を付けるときの手順
-
ステップ1. 適量を手にとり、額や頬など広い部分に優しく塗布します
-
ステップ2. 目元や口元などの細かいところにも、指の腹で押さえる様にしながらしっかりとなじませます
-
ステップ3. 両手で優しく顔をハンドプレスします
・コットンを使って化粧水を付けるときの手順
-
ステップ1. コットンの裏側まで濡れるくらい、コットンに化粧水をしみこませます
-
ステップ2. 内側から滑らせるようにして優しく肌に馴染ませます
-
ステップ3. 最後に優しくハンドプレスして化粧水をしみ込ませます
どちらの場合も、最後に優しくハンドプレスするのがおすすめです!そうすることで肌が温められて、化粧水が浸透しやすくなるんですよ。
③美容液で保湿力をさらにアップ
保湿力の高い美容液を使うことは保湿ケアの質を一段高めてくれるので、とてもおすすめです。化粧水で肌に潤いを与えた後に使うことで、美容液をより肌に浸透させることができます。
一般的に化粧水→美容液→乳液の順番で使うことが多いですが、メーカーによっては異なる場合もあるので、その場合はメーカーの推奨している順番を守るようにしましょう。
④乳液・クリームは必ず使う
乳液やクリームは、肌の水分を閉じ込めてくれる役割があるので必ず使うようにしましょう。化粧水で肌に与えた水分に蓋をして蒸発を防ぐことで、肌の保湿が長時間続いてくれますよ!
クリームは適量を手にとった後、少し時間を置いて手の温度でクリーム温めるのが効果的。そうすることでクリームの伸びが格段によくなるんですよ!
ポイント3.紫外線ケアを取り入れる
紫外線を長く浴び続けると、シミのもととなるメラニンが生成され、シミが目立ちやすくなってしまいます。紫外線をケアするためにも、日焼け止めクリームやSPF/PAの書かれた紫外線をケアできるアイテムを使ってベースメイクしていきましょう!
紫外線ケアを確認できるSPFとPAの値。通常の日常生活を送る上ではSPF:20前後・PA:PA++、外にいる時間が多い日などはSPF:30~50+、PA:PA+++以上が望ましいとされています!
まとめ
ここまで、「ターンオーバー」の仕組みや原因、ケア方法などをまとめてきました。「ターンオーバー」について理解して今後の食生活やスキンケアを見直すことで、肌トラブルのない美肌を目指していきましょうね♪