自然派志向の人、健康を気づかっている人、肌が敏感な人などに人気の「オーガニック」製品。
食べ物や繊維、化粧品などに使われていますよね。
もちろん、シャンプーも原料にオーガニックを使い「オーガニックシャンプー」として販売されています。
でも、食べ物でオーガニックと名乗れるのは、法律で定めたルールがあるけど、シャンプーにもちゃんとしたルールがあるのかしら?
いいところに気付きましたね!
実は、欧米ではオーガニックを認証する機関がありますが、日本にはまだないんです。
え、そうなんですね。
では、オーガニックシャンプーと言っても内容に差があるということですね。
だとしたら、オーガニックシャンプーはどうやって選べばいいんですか?
では今回は、安心できるオーガニックシャンプーを選ぶために、いろいろと説明しますね。
その後に、コスメコンシェルジュの青木さんに厳選したオーガニックシャンプーを紹介してもらうので、ぜひ最後まで読んでください。
そもそもオーガニックシャンプーって、どんなシャンプー?
日本でもオーガニック人気と共に原料にオーガニックを使った「オーガニックシャンプー」がたくさん販売されています。
自然派志向の方や、健康に気づかっている人、肌が敏感な人、小さなお子さんなどが安心して使いたいと人気です。
では、日本でオーガニックシャンプーと名乗れるのはどんなシャンプーかというと、先ほどもお話したように、決められた基準がありません。。
ですので、1種類でもオーガニックの成分が入っていれば、オーガニックシャンプーと名乗れるのが現実なんです。
そこで、2018年日本化粧品工業連合会が、化粧品やシャンプーなどにオーガニックの成分が何パーセント入っているのかの表示するよう業界団体に推進しました。
(※詳しくは、こちらの【日本化粧品工業連合会「ISO 16128に基づく化粧品の自然及びオーガニックに係る指数表示」について】で確認ができます)
しかし、オーガニックの成分量を数値で表示している商品はまだ少ないです。
これから増えてくると買う時に選びやすくなりますね!
オーガニック成分が多いシャンプーの選び方
日本では、オーガニック成分が1種類でも入っていれば「オーガニックシャンプー」と名乗れるとなると、
オーガニック成分が多く入っているシャンプーを選ぶ方法を知りたいと思う方は多いのではないでしょうか。
そこで、オーガニック成分が多く入っているシャンプーを選ぶ方法をご紹介します。
オーガニック認証マークのあるものを選ぶ
日本には、オーガニック製品のクオリティーを確認し承認する機関がありませんが、欧米には厳しい基準を作りクリアした製品をオーガニック製品として承認する機関があります。
基準をクリアすると認証マークがもらえ、製品に表示することができるので、この認証マークを頼りに買うと安心度が高くなります。
例えば、オーガニック認証で世界的に有名なのは、基準がとても厳しいと言われている【「COSMOS ORGANIC (コスモス オーガニック)」です。
フランス、ドイツ、イギリス、イタリアなどEUを中心としたオーガニック認証団体が2017年1月に基準を統一して、立ち上げた権威のある団体です。
コスモス オーガニック認証は、日本の化粧品やシャンプーでも申請し、承認マークをもらっている製品があります。
こちらに、オーガニック認証の基準を一部ご紹介しますので、ご覧いただくとその厳しさとクオリティーの高さがわかると思います。
- 以下のオーガニック成分(植物オイルや花の抽出物)は、コスモス基準が定める原料を使う。
- 製品(水やミネラルを含む)にオーガニック成分が20%以上含まれていること。ただし、洗い流す製品(リンスなど)や非乳化水性製品(パウダーなど)の80%が水またはミネラル由来原料の製品の場合は、製品の10%以上をオーガニック成分とする。
- 植物原料(オイル、抽出物、バターなど)の95%以上がオーガニック成分であること。
コスモス認証を取得した品質の信頼の証となる認証マークは、こちらのリンク「COSMOS ORGANIC 認証マーク」で確認ができます!
ホームページなどで人気のオーガニックシャンプーをとことん調べる
何度もお伝えしていますが、日本にはオーガニック認証の機関や制度がないため、アナログになりますが自分で調べるのも大事です!
ホームページをよく読むと、使用している植物由来成分の95%以上がオーガニック成分と表記しているものもあります。
検索して、口コミなどの評判から探し出すのも信頼できそうなオーガニックシャンプーを見つける方法になります。
しかし、忙しくて自分で探すのは難しいという人もいますよね。
そこでコスメコンシュルジュの青木さんにオーガニック成分がたっぷり入った人気のオーガニックシャンプーを選んでもらいました。
興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは、オーガニック成分がたくさん入ったオーガニックシャンプーを厳選してご紹介します。
自然派志向の方、肌が敏感な方のお役に立てましたら幸いです。
オーガニック成分がたっぷり入った人気のオーガニックシャンプー
天然成分100%!保存料も天然にこだわるシャンプー
『AVISTA(アビスタ) エイジングケアシャンプー』
オーガニック素材をはじめとした天然成分100%(水分を含む)で作られ、さらに、漢方やアーユルヴェーダなど古くからの伝統知識を加えた上に、ナノ化技術などの最新テクノロジーを駆使したヘアケアブランドです。
オーガニックの先をも追及しているブランドだけあって、エイジングケアにも力を入れ、頭皮にもアプローチしてこれから生えてくる髪の力を引き出します。
Pick Up! 【AVISTA エイジングケアシャンプー】 の良い口コミ
天然成分100%にこだわるだけでなく、漢方なども使用していて自然派の意識の高さを感じるブランドです。
ヒト幹細胞に近いリンゴ幹細胞を使用し、頭皮のターンオーバーを導き、新しく生えてくる髪が健やかになるようエイジングにも力を入れています。
世界的にオーガニックで厳しい基準を持つ「BIO HOTEL」が認めるシャンプー
『 BIO HOTEL ハーバルシャンプー 』
オーガニック先進国のドイツ・オーストリアを発祥とし、世界で唯一、オーガニックとエコに関する厳しい基準を規約に持つホテル「BIO HOTEL」。
現在ではヨーロッパで約100軒のホテルが認証されていますが、ヨーロッパ以外で初めてその基準や考え方を活かした「BIO HOTEL JAPAN」が誕生。
自然由来成分を100%使用し、福岡県の自社農園や近隣の生産者による無農薬栽培のハーブ類、自生植物のエキスやエッセンシャルオイルを贅沢に配合しています。
シャンプーなどのボディーケア商品への基準もこの通り、とても厳しく管理されています。
<Standards 基準>
1.合成着色料・合成香料・合成保存料を使用しません
2.キャリーオーバーを含め、石油由来成分を使用しません
3.植物エキスの抽出溶媒は「不使用」、または「水」のみに限定します
4.キャリーオーバー成分も全成分を表示します
5.原料から製品まで、産地や栽培方法、収穫時期、抽出方法等、全て目の届く一貫生産を目指します
6.植物の持つ力を最大限に引き出すため、シンプルな処方を追求します
Pick Up! 【BIO HOTEL ハーバルシャンプー】 の良い口コミ
植物から成分を取り出すのも、「低温真空抽出」と言って酸素も水も使わず真空の釜の中で40℃程度の低温でエキスを抽出したり、「完全非加熱圧搾」で種や実を熱を一切加えず5tの圧力を加えることだけで圧搾するなど、品質を守るために製造工程へのこだわりも強く感じられます。
9種類の植物エキスと3種類の植物オイルを配合した高濃度炭酸シャンプー
『 Le ment(ルメント)高濃度炭酸シャンプー
一般的な炭酸ヘッドスパの泡の5分の1ほどの小さい泡が出てくる高濃度の炭酸シャンプーです。
その泡の中には、こだわりの植物のオーガニックエキスを閉じ込めています。
シャンプーしているときも、その泡をそのまま3分ほど置いてヘアーパックが出来てしまうほど、髪と頭皮をいたわる成分がたっぷり入っています。
3日に1度の使用を推奨する珍しいタイプのシャンプーです。
Pick Up! 【Le ment(ルメント)高濃度炭酸シャンプー】 の良い口コミ
オーガニックの植物エキスのパワーと高密度炭酸のパワーのWの効果で髪と頭皮にアプローチします。肌にも優しいアミノ酸洗浄成分なので安心して使える人が多いようです。
金額に糸目を付けず最高の品質にこだわった最高峰の高級シャンプー
『 ITORIN(イトリン)エレメンタリーシャンプー』
1本1万円という最高級ともいえる話題のシャンプーです。
発売当初から高評判でしたが、2019年8月にリニューアルし、再びこだわりの成分をプラスしました。
注目された成分は、奈良県の伝統野菜「宇陀金ごぼう」の根から抽出したエキス。
毛包細胞に働きかけ、老化により滞っている発毛サイクルを正常化に導くそうです。
また、配合されているメリッサ精油(レモンバーム)は、採油量が少なく希少かつ高価なことで有名ですが、さらにこだわりフランスの産地を限定して輸入しています。
使用する成分に、ここまでこだわるか!とツッコみたくなるほどのシャンプーです。
美容ライターさんたちの間でもとても話題になった高級化粧品ブランドのシャンプーです。
使用成分と品質重視でその結果、お高くなったというお話があります。
イカスミエキスが配合されていて白髪が目立ちにくくなると話題にもなっています。
イタリアの700年の薬草学に基づきオーガニック認証を取得したシャンプー
『 シエラ・オーガニカ シャンプー 』
イタリアの薬草学に基づいて、日本人の髪と頭皮に合わせて開発したオーガニックシャンプーです。
「標準毛でパサつきが気になる方用」「硬毛・多毛で広がりが気になる方用」「柔毛でボリュームが気になる方用」と3種類あります。
シエラで販売されている全商品が、イタリアの権威あるオーガニック認証機関の認証を取得しています。
その一つ、オーガニック認証機関の「AIAB(アイアブ)」は、1982年に設立されたイタリア最大のオーガニック認証団体で、香料と保存料を除き、全ての原料が自然由来であること、使用する有機原料はすべて有機認証を取得することなど、多くの厳しい基準が設けられています。
今回ご紹介するシャンプーは、この「AIBA」の認証を取得しています。
Pick Up! 【シエラ・オーガニカ シャンプー】 の良い口コミ
美容師1000人への徹底リサーチから導き出されたヘアケア製品です。
美容サロンでの販売がメインですので、こちらのリンクからご自宅に近いお店がありましたら、相談に行くのも良いかもしれませんね。
シリコンシャンプーって良いの?悪いの?
「シリコンフリー」という文字をよく見ますよね。
シリコンは、髪の周りをコーティングしてくれるので、手触りやクシの通りを良くしてサラサラのヘアーにしてくれます。
しかも、ツヤも表れ、即効性があるのでシリコン入りのシャンプーを好む人もいます。
一方で、シリコンは髪をコーティングするので、トリートメントやコンディショナーの大事な成分が髪の内部に届きにくくなります。
また毛穴に入ると、頭皮にも効果のある成分が浸透しにくくなると言われています。
ですので、使う人の目的によって、選ぶのがベストだと言われています。
オーガニックシャンプーには、シリコンが入っていないものが多いようです。
稀に、オーガニックのトリートメントやコンディショナーに入っているものもあるので気になる方は成分を確認するといいです。
「メチコン」「シロキ」「シリル」「シラン」この文字が付いた成分は、シリコンになります。
オーガニックシャンプーの相談をしたいときは、専門店へいくのもイイ!
日本では、天然由来成分100%のシャンプーはあっても、オーガニック成分100%というシャンプーはまだないと思われます。
少しでも体に負担のないものを買いたいという方は、オーガニックの商品を取り扱う専門店へ行って相談するも良いと思います。
そこで、オーガニックを取り扱う人気のショップをご紹介します。
生活の木
全国にショップ展開をしている「生活の木」。
1950年に東京・原宿オープンをしてから親子でファンという人も少なくありません。
スタッフの皆さん、親身に相談にのってくれます。
★店舗紹介のリンク
ナチュラルハウス
首都圏を中心に展開している「ナチュラルハウス」
1950年に東京・原宿オープンをしてから親子でファンという人も少なくありません。
スタッフの皆さん、親身に相談にのってくれます。
★店舗紹介のリンク
ビオ セボン
フランスのオーガニック専門店が、2016年に麻布十番に初出店をした「ビオ セボン」
今のところ東京都と神奈川で店舗展開していますが、急成長で店舗が増えています。
オーガニック先進国のフランスならではの目線で、品数が充実しています。
★店舗紹介のリンク
最後までお読みくださってありがとうございます。
オーガニック製品は、こだわりをもって作っているブランドがほとんどです。
そして使う方たちもこだわりのある人が多いと思います。
シャンプーは、毎日使うものなので、少しでも安心して使えるものが選べれば良いなと思います。